日本看護協会総会2日目。
今日も昨日に引き続き、
「後期高齢者医療制度には日本看護協会として反対声明を出せ」
という声があがった。
この制度が、スタート時点から準備不足を露呈しているのはそのとおりだし、
現場の声を間近で聞く看護者が、制度に否定的な気持ちを持つのはわかる。
しかし、昨日も書いたが、
高齢者医療を支えるためにどうすればよいのか、国をあげて考えてきた制度なので、
ただ反対するのではなく、代案が必要だ。
もとの老人保健制度に戻せという意見もあるが、
老人保健制度では立ち行かなくなったから新制度が考えられたわけで、
今の準備不足を確実に是正することを前提に、
長期的視点に立った制度のありようが論議されるべきだ。
そう思いながら、昨日からなんとなくすっきりしないでいたが、
日本看護連盟見藤会長の後期高齢者としての発言、
久常会長の回答、古橋副会長の中医協での報告なども聞きながら、
少しずつ整理できた。
都道府県医師会の一部は制度に対して反対意見をもっているようだが、
医師ができないと言っているのなら、
「それじゃあ看護が引き受けましょう」、
「この制度のもとでなら、看護がこれまで以上にできることがたくさんありますよ」
と言えた方がいい。
「制度反対」を前面に出して患者・家族と闘いたいという気持ちも、
わからないわけではないが、、
新制度や新しい考え方が生まれるときには、
看護者という職能が、
その制度、そのフィールドでどのような力を発揮できるのかをアピールするチャンスだと私は思う。
情報不足、準備不足によって国民が混乱している状況がが早急に解消され、
新制度のもとで医療提供者が協力しあい最善を尽くしても成果がでないようなら、
そのときには速やかな対応が必要だ。
そう思い、今の時点で制度反対を唱える方々には賛成しかねた次第である。