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「エンデュアランス号漂流」
アルフレッド・ランシング著(山本光伸訳, 新潮社) 1998年
これも、「日の名残り」同様、
「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス」の6月号で紹介されていた本。
1915年、凍った南極の海に閉じ込められたエンデュアランス号。
その船長のシャクルトンは40歳。乗組員27名をひきいる。
これでもか、これでもかと次々迫る危機的状況を
強靭な精神力と体力、それに並外れたリーダーシップで対応していく。
事実の記録だけに、ページをめくるごと次はどうなるのかとはらはらする。
寒さ大きらいの私からすると、
当時の装備で、極寒にたとえ1分でも肉体が存在することなど考えられない。
青木久子さんによる解説ページによると、
この南極探検隊の募集広告は
「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。成功の暁には名誉と賞賛を得る」(『もっと面白い廣告』天野祐吉著、ちくま文庫)だったとのこと。
まさに、この広告どおりの旅だったわけである。
遠出の出張の車内で没頭して読むには最高の本だった。 (平成20年7月4日)
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