ホーム > ◆最近読んだ本&文献 > 「誰のためのデザイン?」
「誰のためのデザイン?」
D,A,ノーマン著(野島久雄訳、新曜社認知科学選書)、1990年
機械嫌いでアナログ人間の私のような人間には
ありがたーい本です。
「シャワーの使い方がすぐにわからなかったり、
見慣れないテレビやコンロで苦労したならば、
悪いのは(その人の使い方や知識のなさではなく)
デザインの方だということを心に留めておくべきだろう。」(p.86)
(( )は勝原が挿入)
この類の文章があちらこちらにある。
たくさんありすぎるリモコンの操作ボタン。
使わない機能をたくさん持った携帯電話。
小分け用ポケットがありすぎてどこに収納したのか余計に混乱するバッグ。
機能やシステムへの理解が悪いのは、
自分が超アナログ人間だからだと割り切っていたが、
デザインの問題だということを整然と説いてくれる本書を読むと
にんまりするシーンがたくさんある。
それから、システムエラーやミステイクの話も
認知心理学やデザインの視点からされていて
リスクマネジメントの視点でも役立つ。
出版年が古いから、デザイン事例も古いが、
十分今読むに値する。
(平成20年7月13日)
トラックバックを送る
トラックバックURL http://seireihamamatsu.jp/cgi-bin/smileserver/mt/mt-tb.cgi/214