(デービッド・ボーンステイン著、井上英之監訳、有賀裕子訳)ダイヤモンド社、2007年
社会起業家という言葉に、前から惹かれていた。
儲けるとか、己を試してみたい・・・といった次元を越え、
社会的な問題に対して、自分がやらねば誰がやるのだという勢いで、
身近なところから取組む。
豊かなアイデアと不屈の精神をたずさえながら、目標達成までひたすら挑み続ける人。
その行動が世の中や社会を変えていく。
本書は、そんな社会起業家の中でも、
世界規模の人たちの取組みを紹介している。
ナイチンゲールもその一人だ。
私はお会いしたことはないが、
さまざまな人からその生きざまをうかがうにつけ、
聖隷福祉事業団の創始者長谷川保さんも、まさしく社会事業家だった。
第6章には、成功する社会起業家の6つの資質が書かれてある。
1.間違っているとおもったらすぐに軌道を修正する。
2.仲間と手柄を分かち合う
3.枠から飛び出すことをいとわない
4.分野の壁を越える
5.地味な努力を続ける
6.強い倫理観に支えられている
字面だけみれば、どうということはないかもしれないが、
10人の事例を読んだ後にこれらの資質を読むと、深くうなづけるものがある。
(2008年9月7日)