やらまい勝っちゃん

聖隷浜松病院副院長兼総看護部長 勝原裕美子のブログ

2008年09月09日

名前を消す

緩和ケアチームに同行させてもらった。

9時15分から事前打ち合わせ。
緩和ケア医師、緩和ケア看護師、退院調整看護師、薬剤師が正規のメンバー。
ここに精神科医が加わることもある。
今日は、教会の牧師も参加された。

30分ほどの打ち合わせの後、病棟に出向き、
緩和ケアチームに依頼のあった患者の様子をみてまわる。
助言を必要とする現場看護師たちのサポートも行う。

6つの職場をまわった。
丁寧に医療スタッフや患者様に関わる緩和ケアチームの姿に
すごいなあと感心しきりだった。

帰室後のカンファレンス。
本日のチーム活動の振り返りを行う。
そこで出てくるさまざまな立場からの感想や意見を調整するのも
緩和ケアナースの大事な役割だ。

さて、そんなカンファレンスの最中、
緩和ケアチームの思いの深さに触れる場面があった。
緩和ケアチームの部屋には、
関わる患者の一覧がホワイトボードに掲げられているのだが、
その方が亡くなるたびに名前を消している。
しかし、どうしても一人では消しがたいので、
緩和ケアチーム全員が見守る中、
名前を消しているのだという。 

なるほど、氏名一覧に、
いかにも最近消したばかりの様子がうかがえる行間がある。
「消すときって、どうしようもなく切ないんですよ」と、緩和ケアナースが教えてくれた。

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by admin|2008年09月09日 22:21|コメント (0) トラックバック (0)