やらまい勝っちゃん

聖隷浜松病院副院長兼総看護部長 勝原裕美子のブログ

2009年01月29日

「納棺夫日記 増補改定版」

(青木新門 文藝春秋) 1996年

映画「おくりびと」を絶賛してから、数ヶ月経つ。
先日、その「おくりびと」が、
第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門にノミネートされたという素晴らしいニュースを聞いた。

ああ、やっぱり・・・という思いで、
「おくりびと」の原作ともいわれる本書を読んだ。

青木という著者が、
なぜ納棺夫という仕事をいとおしむように自然体で行えているのか、
不思議に思っていたが、その疑問が明らかにされた。
それは、筆者が8歳のときのこと。
旧満州で実の弟の死体を石炭の上に置かざるをえなかったことに端を発する。
そんな幼いときから、「死」の不条理と条理とを必死にわかろうとしてきたのだと思う。

なんと人の生き方とは苦しく、尊いものか。
そう感じながら読み終えた。
(平成21年1月29日)

 

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by admin|2009年01月29日 22:31|コメント (4) トラックバック (0)