当院の
磯崎泰介先生(腎センター長・腎臓内科部長)と工藤真哉先生(泌尿器科部長)
のお二人が編集され、
関連部署の医師や看護師、そして栄養士、薬剤師、臨床検査技師たちが執筆した
『腎・泌尿器看護ポケットナビ』
という本が中山書店から刊行されました。
私の推薦の言葉も次のように載っています。
「看護は、「疾患そのものをみるのではなく、疾患を持つ患者を総体として看る」とよく言われる。しかし、疾患の理解ができなければ看ることなど到底できない。日々医学が進歩し、患者のケアニーズが高まる中で、看護師として知っておくべきことが膨れ上がっている。あれもこれもと、覆い被さるように新たな知識や技術が求められる中で、何が本質的に必要なことなのかのナビゲーションは必須だ。
本書がナビゲーションする腎臓や泌尿器は、排泄器官であり、しかも体内環境を整える器官である。そのため、基本的な知識はどの領域の看護師にとっても重要である。また、腎・泌尿器疾患は、糖尿病性腎症に代表されるように生涯かけて治療が必要になることが多い。そのため、患者・家族が生活の中で疾患のコントロールができるように、看護師は支援者としての関わり方を学ぶ必要がある。本書は、こうした腎・泌尿器看護の特徴を踏まえ、豊かな構成と内容に仕上がっている。
まず、本書では、病態、検査、治療などの基本的な知識に加えて、生活を支援する看護の視点が散りばめられている。看護師の背景がさまざまであっても、本書を共通に理解することで、標準的なケアを約束できるし、自己学習につなげやすい。次に、医師や看護師のみならず、栄養士や臨床検査技師などの他職種が協働執筆している。医療は専門職チームで展開されるべきだが、実際には理想論で終わることが多い。本書を通じて、チーム医療が何かを理解することができる。最後に、ポケットサイズだ。必要なことをすべて網羅したものをコンパクトにするのは至難の業だと思うが、それを見事になしとげてくれている。インターネットで知りたいことが何でも知り得る時代とはいえ、いつでもどこでも、ポケットを探ればナビゲーションしてくれる本書があるのは心強い。
本書が、読者の皆さんのポケットの中で、ボロボロになりながら活躍してくれることを願っている。」
ということで、今日は、宣伝プログとなりました。