(Edgar H. Schein, Berrett-Koehler Publishers, 2009)
組織心理学の権威であるシャインが、新書を出したのは聞いていた。
早くに購入したのに、なかなか読めずにいたが、
なんで、もっと早く読まなかったのか!
と思わざるをえない。
助けたいと思ってしたことが、余計なお世話だと思われる。
こんなに一生懸命助けているのに、なんで相手はわかってくれないのかともどかしくなる。
なぜ、相手の好意をうっとうしく思ってしまうのか。
こういったことは、親子、恋人、友人、職場など
人との関係性のなかで、誰もが経験したことがあるだろうう。
また、人を助けることを生業としている人たちなら、
クライエントとの関係の中で感じることがあるだろう。
なぜ、「ヘルプ」がヘルプにならないのか。
本書は、その日常の現象を、
組織コンサルタントとしての豊富な経験から生まれた考え方や技術から、解きほぐしてくれる。
英語は、テキストブック調で難解な表現がなくて、きわめて読みやすい。
事例も豊富なので、理解しやすい。
是非、皆さんに、
少なくとも医師、看護師、弁護士、カウンセラー、教員などを含むすべての援助専門職には
読んで欲しい本だ。
と書きたいが、英語なのでちょっと・・・という方に吉報。
本書を薦めてくださった金井壽宏先生情報にて、
翻訳本が出るとの事。
タイトルの訳に、援助を使うか支援を使うか悩まれているとお聞きしたが、
さてどのような日本語版の顔になって本屋に並ぶことだろうか。
もう、まもなくと聞く。
(2009年6月17日)