阪神ファンの患者様
月業日の朝、出勤すると、
ある病棟課長からの手紙が机の上に乗っていました。
きれいな便せんに手書きされたその内容は、ざっとこんなものでした。
「阪神タイガースの大ファンの患者様が入院されています。
非常にしんどい状況にいらっしゃる中でも、タイガースの話をされます。
うちの看護部長も阪神ファンだとお話したら、嬉しそうにされていました。
お忙しと思いますが、病棟に来ていただけませんか?」
一日遅れになりましたが、昨日、訪室させていただきました。
課長が手紙を書いた時よりは、病状もよくなられていました。
「今日から巨人戦。テレビもラジオもスタンバイしているよ」
と話されました。
残念ながら、昨日は負けてしまいました。
その方も、悔しい思いで就寝されたのではないかと思いますが、
今日も、試合があります。
院内応援団として気持ちを一つに、応援に励みたいと思います。
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コメント
本当にしんどい治療を受けていた方でした。
話す事ができる状態になって頂いて本当に嬉しいです。
勝原さんが来てくれた時に、
「治療のために言葉が出せない中で文字盤を使いながら伝える時の苛立たしさ」
や、
「あの時は『何とか希望をもたないと』と思っていた」
という事を言葉で聞き、改めて患者さんの苦痛に対しての一つひとつの関わりが大切なのだと身にしみました。
一緒の時間を共有して頂き、ありがとうございました。
by 貝久保浩子|2010年08月05日 00:56