「理論活用で磨くクリニカルジャッジメント力」
たいへん難しいお題を頂戴しました。
標記のシンポジウム(座長:高田早苗先生)に、
筒井真優美(日本赤十字看護大学教授)
塩川ゆり (神戸大学医学部付属病院患者支援センター専任看護師長)
吉田智美 (滋賀県立成人病センター看護婦 副参事、がん看護専門看護師)
の皆さんと共に、シンポジストとして出させていただきました。
(第36回日本看護研究学会学術集会:岡山 シンポジウムⅠ)
筒井先生は、私の看護学生時代の小児看護学の先生です。
当時、米国で看護学の博士号を取得して戻られたばかりの新進気鋭の学者でした。
机を並べてシンポジウムに出させていただくのは、実に光栄なことです。
さて、発表で、私は、聖隷浜松病院が20年前から大事育ててきた
ナイチンゲールやオレムの理論を臨床でどのように浸透させているのかという話をすると同時に、
・たくさんの理論、新しい理論はいったいいくつ学べばいいんだろうか。
・すぐれたクリニカル・ジャッジ(臨床判断)のできる人が、必ずしも理論を使ってはいない
・理論活用にあたり、事例検討以外の教育メソッドは考えられるだろうか
・多様な臨床判断のすべてを理論で磨くことができるのだろうか
・日本発の理論はいつできるのか
・研究活用と理論活用の違いは
といった問題提起をしました。
珍しく(と言ってはいけませんが)、シンポジストが全員発表時間を守ったので、
40分間、しっかりとフロアーとのディスカッションがかないました。
当院の理論活用の仕組みについて、お褒めの言葉もいただきました。
ナイチンゲールとオレム以外の理論を学びたいという気運が
看護部には出てきています。
今日のシンポジウムの学びを教育委員会に還元し、
エンジンをかけ直したいと思います。